竹灯籠実行委員会

地域と人の心を明るく照らす

竹灯籠実行委員会は、地域の活性化、青少年の育成と、地域間交流を深めることを目的とした団体です。

かつてのにぎわいを取り戻したいという想いで、有志で立ち上げました。千葉県東金市で活動しています。

学校、家庭、地域と連携を図り、異年齢集団を組織化し、竹灯籠作成方法を学び、八坂神社の祭礼に合わせ、竹灯籠の演出をします。

 

 


なぜ竹灯籠なのか

近年竹林が荒れておりその竹を友好活用できないかと考え、祭礼日の七夕にちなみ竹灯籠を天の川のように並べたら綺麗なのではないかと考えました。また、東金市全体で竹灯籠で町おこしをという機運が高まっていること、東金市と友好都市である長野県安曇野市でも竹あかりが行われ、観光誘致に繋がっています。

竹灯籠祭りの竹は、東金市松之郷の竹を使用しています。

八坂神社で行う理由

 東金市松之郷鎮座の八坂神社は正応2年(1289年)勧請され、北条氏の館(現在の東金商業高等学校)の鬼門鎮護とされ、地元民からは五穀豊穣、厄除けの神として崇められてきました。また参詣者も非常に多く、何万人も陸続とあったと記録に残っています。

昭和初期に玉垣を作る際は、4群35町村2300名を超える寄与があったとあります。

天王講は50講もありました。県外からの参拝も多かったと記録にありますが、現在は残念ながらありません。

天王講も今は0です。

昔は天王さま(八坂神社の祭りの愛称)がある日は学校も休みになり、屋台も100件あり、皆が楽しみにしていました。

今は屋台も10件弱であり、地元の子供達もその存在を知らないという子供たちが多い状況です。

 

 まずは八坂神社という存在を知ってもらうことが大事ではないかと考えました。

そして、神社が栄えているところはその土地も栄えています。

神社からできる地域活性化、神社だからできる地域活性化ができると考えました。

神社総代からもこのままではダメだ、何かしないといけないと意見があり、平成29年に実行いたしました。

 

 七夕の主役の一人である牽牛は牛飼いです。八坂神社の神使は牛。そしてご祭神のスサノオノミコトは牛頭天王とも言われています。

祭礼日の七夕、牛、天の川…まったく関係がないのではありません。

 

開催内容

竹灯籠だけでなく、アート作品も楽しめる。地域と作る活性化

天の川竹灯籠

祭礼日の七夕に合わせ、竹灯籠を天の側のように配置し、竹の中の色を塗り星の光を演出します。平成30年は1500個以上の竹灯籠が煌めきました。

家紋竹灯籠

地域の子供たちが、自分の家の家紋を切り絵で作成しました。自分の家のルーツに関心を持ち、興味をもってもらいたいと願いを込めました。

切り絵作品

東金市在住の井上瑞穂切り絵作家の作品が、境内を彩ります。平成30年は40点にも昇る作品が竹灯籠と共に飾られました。


中学生の作品

東金市立東中学校の2年生が作成しました。神社の歴史や神話のお話しをして、学生の一番心に残ったものを作成してもらいました。

八坂神社の神使である牛や、天の川等様々な作品が境内を彩りました。

書道作品

船橋で活動している矢野華風アート書道作家に作品を奉納いただきました。

竹灯籠祭りの竹、幸せの青い鳥、境内の桜をモチーフに作成いただきました。

切り絵作品

地元の歴史上の人物や神話の世界を切り絵で作成し説明、地元の人や観光客に魅力を再発見していただければと作成いただきました。

 

 


摂末社の竹灯籠

八坂神社には厳島神社、子安神社、菅原神社の摂末社があります。それぞれの御祭神に合わせ、竹灯籠を飾り付けました。

厳島神社の御神前は、海の神様である事から青い竹灯籠を波のように、子安神社は桜の神様であるから桜のように、菅原神社は所縁のある紅白梅を連想させるようにしました。

奉納舞踊

八坂神社に何十年と参詣され、三味線、尺八教室を開かれている地元の方に、演奏を奉納していただきました。観客席からは歌声も聴こえ、大変喜んでいただけました。

神楽舞

地元の子供たちが豊栄の舞、宮司が浦安の舞を奉納しました。平成30年は外で開催され、台風の影響により周辺では大雨でしたが、神楽舞が終わるまで神社では降りませんでした。

舞台の前に竹灯籠を並べ、天の川の上で舞っているように、ドライアイスで煙も作り演出しました。

 

 


協賛

美しい村公平

東金青年の家

東金市立東中学校

千葉学芸高等学校

東金市立東小学校

城西国際大学校

千葉農業大学校

松之郷消防団

椎名材木店

太陽の里

公平郵便局

株式会社オーエムアイ

株式会社デーベロップヤリタ

東金ロータリークラブ

 

その他個人様

平成29年より多くの団体から協賛協力を賜ります事、誠に御礼申し上げます。

小中高校生の参加により、地元愛の育成に繋がります。また、小さい頃から神社等に携わる子供は育っても地元に帰ってくると統計が出ています。

城西国際大学も学生、留学生のボランティア等力を貸していただき、今後海外への発信もできればと考えています。

千葉農業大学は、ボランティアと共に使用後の竹の再利用を共同開発できるよう働きかけています。

また、このように色々な団体が協力することは、災害に強いまちづくりにもつながります。

 

情けは人の為ならず

 

この竹灯籠まつりは、地域のために皆が協力することにより、自分、また他の人が幸せになることにつながります。

 

協賛金につきましては、詳しくはコチラにお願いいたします。